YASUNARI KOBAYASHI
寡黙な男は、
あきらめない。
2007年入社
小林泰生コバヤシ ヤスナリ
トラックの運転手から、鹿南精工の職人へ。鹿南きっての寡黙な男で、喋らなくてもサマになる職人稼業を天職と感じている。生まれ変わったらイケメンになりたい(黙っていてもモテるから)。
スキル
Q.入社の経緯は?
子どもの頃から機械が好きで、機械をいじる仕事に就きたかったんです。でも高専の入試で機械学科に落ちて、建築科になり、その流れで最初の仕事も建設系になり……。それでも夢を捨てきれなくて、地元に戻って金属工場に就職したんですが、そこでの仕事も結局トラックでの資材運びがメイン。そんなとき、搬入先としてたびたび顔を出していた鹿南精工が社員を増やそうとしていると知り、「ここでお世話になりたい!」と。移る際には社長さん同士が話し合ってくれたので、トラブルもなく送り出してもらえました。15歳の夢を35歳で叶えた感じです。
Q.この仕事の何がいちばん面白い?
スリリングで、ワンパターンじゃないところ。たとえば同じような加工の依頼があって、最終的につくろうとしているものが同じでも、工場に搬入されてきたモノをよくよく見ると前回とごく僅かに違っていたりするんです。そうなると、自分たちのほどこす加工も微妙に変わってきます。「前回と同じだろう」、なんていう思い込みは敵。でも、何重にも注意を払って、最後にちゃんと仕上がった時のやり遂げた感は大きいです。
Q.寡黙な男エピソード、何かある?
寡黙というか、口下手なんですよね……。今の仕事は、質問や問題がない限り基本黙々とやれるので性に合っていると思います。エピソードってあんまりないですけど、飲み屋とかでお姉さんに接客されるのが苦手ですね、話題がないので……。ほかには……婚活を長くしていたんですが、こっちが全然話さないもんだから、みんなつまらなくなって逃げていっちゃった。唯一逃げなかったのが今の奥さん。こんな自分と一緒にいてくれるんだから、優しい人です。
小林さんの芯にあるのは「ストイック」。失敗したら必ずそれをメモにとったり写真に撮ったり、二度と繰り返さないよう記録している姿はストイックそのものだなと。技術力も高く、最近では私にもできない加工をしてくれるので、本当に頼りになります。(by南野社長)